訪問屋根工事業者から身を守るための5つの注意点


はじめに
9月以降、「『近くで工事をしていてお宅の屋根の瓦がずれているのが見えた。』『1万円ですぐに作業できる。』などの文句で訪問する業者があり本当のことなのか不安になった。」との相談が弊社へ複数寄せられています。

屋根工事は家の価値を高め住環境を改善する重要な役割を持っています。しかし、高所であるためごお客様が直接確認することは難しく、専門知識が必要なことですので、それを利用した詐欺や詐欺行為に注意が必要です。
この記事では、悪徳業者から身を守るために知っておくべき5つの注意点を紹介します。

1. ライセンスを確認しましょう

  • 信頼性のある屋根工事業者は、適切なライセンス(行政による認可)を取得しています。工事を依頼する前に、これらの公的な資格証明を確認しましょう。認可の有無は、各都道府県のホームページから認可事業者一覧を確認できます。 リンク:建設業許可業者名簿(大阪府)

2. 突然の訪問は警戒しましょう

  • 突然の訪問やポスト投函で不安を煽る業者が多いため、その場で承諾せず検討または周囲に相談してから工事業者を選びましょう。
  • 工事を選択される際、人柄による選択も重要な要素ですが、どのような会社であるかなど慎重な検討が必要です。
     ポイント:工事業者の方は物腰が柔らかく印象の良い方も多いため注意。あくまで、内容や実績など客観性をもって判断すること。

3. 適正な見積もりを求めましょう

  • 工事前に必ず工事業者から見積りを取り、価格と提供されるサービスを検討しましょう。あまりにも低価格な提案には注意が必要です。

    事前に聞いていた工事に、追加で作業を行ったとして高額な追加費用を請求されたケースなどもございます。
  • 必要に応じて異なる事業者に見積りを依頼することもご検討ください。客観的に確認することで信ぴょう性を図りましょう。

4. 口コミと評判を調査しましょう

  • インターネット上の評判サイトや口コミを調査して信頼性を確かめましょう。
  • ホームページが存在する業者もございますので、内容を確認しながら慎重に判断してください。
     ポイント:一人で考えず周囲の方にも相談や確認をしながら検討してください。

5. 契約をよく読みましょう

  • 人によっては、どうしても契約書は読み飛ばしてしまいがちですが、すべての条件と保証を理解することが肝心です。隠れた不正確な情報を見逃さないようにしましょう。
     ※契約書がない場合は、工事業者に作成を求めることが可能です。
     ※訪問販売の場合は、誤って契約を結んでしまった場合でもクーリングオフ(8日以内)の適用により、キャンセルすることも可能です。

結論

 悪徳訪問屋根工事業者から身を守るためには、注意と情報収集が欠かせません。基本的に優良工事業者は、訪問販売や即時工事を実施しておりませんので、突然の訪問で不安を煽られても屋根に上げないように注意してください。
 適切な調査と慎重さをもって、信頼性のある業者を選び、屋根工事を安全・安心に進めましょう。